《認知症と薬》危ない薬の服用とは?副作用・飲用の全知識

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2016年現在、日本国内では認知症の薬としては下記の4種類が認可されています。今回は4種類の薬の効果・副作用にポイントを起きおすすめの飲み方を解説していきます。

  • 内服薬|アリセプト
  • 内服薬|レミニール
  • 内服薬|メマリー
  • 貼付剤|リバスタッチパッチ

日本では保険適応内で処方されますが、将来的には保険外の薬品も販売される可能性があります。進行を遅らせることしか薬ではできないが、世界中の専門家が行っている認知症の新薬の試験終了予定は2022年と予測されています。

1.《保険適応》認知症で処方される薬の副作用

①内服薬|アリセプト(1日1回)

アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制する効能があります。

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認知症の症状を軽くするお薬です。アルツハイマー型またはレビー小体型認知症の治療に用います。アルツハイマー病やレビー小体型認知症では、記憶や思考にかかわるアセチルコリン系の神経の働きが悪くなっています。これが原因で、物忘れがひどくなり、思考力や判断力が低下してしまうのです。さらにレビー小体型認知症では幻視や運動障害も特徴的です。

副作用

副作用で一番多いのは消化器症状です。吐き気や嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛などがあらわれます。とくに飲み始めや増量時に起きやすいですから注意してください。

また、レビー小体型認知症においては、パーキンソン病のような錐体外路障害が発現したり、もともとある その症状がかえって悪化してしまうことがあります。重い副作用はまずありませんが、心臓の脈が異常に遅くなったり、胃に潰瘍ができる可能性がなくはありません。心臓病や胃潰瘍を併発または既往のある人など要注意です。

  • 食欲不振、吐き気、吐く、下痢、便秘、腹痛
  • ほてり、だるさ、興奮、動悸、発疹

②内服薬|レミニール(1日2回)

認知症を軽くするお薬です。アルツハイマー型認知症の治療に用います。

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アルツハイマー病では、記憶や思考にかかわるアセチルコリン系の神経の働きが悪くなっています。これが原因で、物忘れがひどくなり、思考力や判断力が低下してしまうのです。比較的ゆっくり進行しますが、徐々に悪化し、日常生活にも支障がでてきます。軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制の薬です。

副作用

副作用で一番多いのは消化器症状です。吐き気や嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛などを起こしやすいです。重い副作用は少ないですが、まれに脈拍が異常に遅くなるなど心臓に異常があらわれることがあります。もともと心臓病のある人はとくに注意が必要です。ご家族や介護にあたる人は、下記のような症状をふまえ、患者さんの様子を注意深く見守るようにしましょう。

  • 吐き気、吐く、食欲不振、下痢、腹痛
  • 頭痛、不眠、眠気、めまい
  • 動悸、体重減少

③内服薬|メマリー

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アルツハイマー病がすすむと、脳内のグルタミン酸という神経伝達物質が過剰となり、記憶に関係する神経の働きが悪くなってきます。そのため、物忘れがひどくなり、思考力や判断力が低下してきます。比較的ゆっくり進行しますが、病状がすすむと仕事や日常生活にも大きな支障がでてくるものです。腎臓の悪い人は、薬の排泄が遅れがちです。用量に注意するなど慎重に用いるようにします。

副作用

副作用で一番多いのは『めまい』です。とくに飲み始めに多くみられます。転倒につながるおそれがありますから、十分に注意してください。そのほか、人によっては頭痛や眠気をもよおしたり、便秘や食欲不振を生じることがあります。

  • めまい、ふらつき、転倒
  • 頭痛、眠気、眠りがち
  • 体重減少
  • 便秘、食欲不振
  • 肝機能異常、血圧上昇

④貼付剤|リバスタッチパッチ

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アルツハイマー病では、記憶や思考にかかわるアセチルコリン系の神経の働きが悪くなっています。これが原因で、物忘れがひどくなり、思考力や判断力が低下してしまうのです。比較的ゆっくり進行しますが、徐々に悪化し、日常生活にも支障がでてきます。

副作用

副作用で一番多いのは、使用部位の皮膚症状です。赤くなったり、かゆくなることがよくあります。同一箇所に貼り続けないで、毎回貼る場所を変えることで、ある程度軽減できると思います。もし皮膚症状があらわれても、ステロイド軟膏や抗ヒスタミン外用薬などで対処可能ですので、医師とよく相談してください。

次に多いのが、吐き気や嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛などの消化器症状です。

  • 使用部位の皮膚発赤、かゆみ、発疹、腫れ、かぶれ、皮がむける。
  • 食欲不振、吐き気、吐く、下痢、腹痛。
  • めまい、頭痛、眠気、不眠、体重減少。

2.認知症の危ない薬の服用例

高齢者の薬の服用で、国民生活センターに相次いで報告されている危険な飲み方があります。

薬を包装ごと飲みこんでしまい、喉や食道などを傷つけたという事故が危害情報システムに86件寄せられている。

高齢者に起こる危険な飲み方

薬の包装は、プラスチックにアルミなどを貼り付けたPTP包装シートと呼ばれるものが主流である。1996年以前のPTP包装は、縦横にそれぞれミシン目が入って、1錠ずつ切り離せる構造だったが、錠剤と一緒にPTP包装を誤飲してしまう事故が頻発したため、1錠ずつに切り離せないようにミシン目を一方向のみとし、誤飲の注意表示を増やすなどの対策がとられた。しかし、その後も依然として誤飲事故は後を絶たない。

 1錠単位に切り離した薬をPTP包装のまま飲み込んでしまうと、自力で取り出すことは難しく、X線写真にも写りにくいため、内視鏡で取り出すことになり、身体への負担も大きい。そこで、被害の未然防止・拡大防止のため、あらためて消費者への注意を喚起する。

▼PTP包装

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引用:国民生活センター

若い世代には想像もできないですが薬を飲んでいる家族がいたら注意深くみてあげてください。一緒に住んでいないのならば電話でまずは伝えてあげて現状を把握する必要性は充分にあるでしょう。

3.誤飲を防ぐおすすめの薬の飲み方

誤飲を防ぐために薬のパッケージも変わってきています。しかし全てではありません。

▼チャイルドロックの原理ですが高齢者にも使用できます

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いまだ、従来の包装での処方であれば小分けにされたサプリメントケースにあらかじめ飲む量だけを移しておいてあげると心配はだいぶ軽減されます。

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1日分以上を入れておくと、認知症の方はなんども飲んでしまい副作用の懸念があるので、面倒だと思っても1日分だけ入れてあげるのが安心です。

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100円ショップでも売っているので経済的にも負担になりませんし、衛生面も大丈夫。『飲んでる?』などの会話にもなりコミュニケーションとしても良い対応策ですね。

4.まとめ

認知症の薬は信仰を抑える効果を期待して服用される方がいますが、副作用によってかえって進行を早めてしまう場合もあります。運動・笑い・アロマで認知症ケアへつながる方法も是非参考にしてください。

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