『いつまで運転していいの?』認知症の段階と具体的症状のサイン

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高齢化が進む日本では首都圏以外での車の運転の必要性は高く、ライフラインとして利用されています。近年高齢化が進み、『高齢ドライバーのブレーキとアクセルの踏み間違い』による事故が問題になっています。こうした事故が発生しても高齢者の運転は生きていくために運転をやめるわけにはいかない。

今回は65歳以上から確率が高まる認知症の段階と具体的な症状をご紹介。どのような症状で運転する機会を考え直さなければならないのかがわかります。

1.認知症の7つの種類と症状段階

認知症の根本的な原因は明確にはなっておらず『治る』薬もいまだ開発途中です。認知症は死んだ免疫細胞が回復する事なく脳を萎縮していく事が濃厚とされています。

女性に見られるのはうつ病・ストレスが発端とされているアルツハイマー病が比較的多く、男性はメタボリックシンドローム・糖尿病・高血圧から引きおる認知症の若年化になりやすいです。

認知症と痴呆症(ちほうしょう)の違いとは

認知症は痴呆症の新しい名称で、2004年に厚生労働省が方針を定めているので意味としておは同じです。

若年性認知症|65歳未満での発症

平均的には51歳ぐらいが多いと言われていて、働き盛りをすぎた男性に少しだけ多いと言われます。

受診が遅れる可能性が高い!

『まだまだ現役世代』もふくむことから症状が出ていても疲れや更年期障害として片付けられる場合が多く、症状が目立っても認知症にはつながりにくいということで予防・自覚が遅れるケースが多い。

軽度認知障害(MCI)|予備軍段階 65歳以上5%

軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI)潜在的な認知症の事です。日常生活にしようはない程度の症状で一部の記憶の欠落、歩くのが遅くなったりがわかりやすい症状です。健常者と認知症の人の中間段階にあるグレーゾーンです。

症状のサインは歩き方をチェック!

  • 横断歩道を青のうちに渡る事が出来なくなった
  • よく転ぶようになった
  • 同じ道なのにわからなくなる
  • 1日のスケジュール感が組めなくなる
  • 記憶の一部だけ忘れてします
  • 歩き方がゆっくりになった

軽度認知障害は認知症予防がもっとも成果をだす段階!少しでもそう感じたら予防策をすぐにでも取り入れる事をおすすめします。認知症は『予防すること』が大前提なんです。

アルツハイマー型認知症|認知症の60%以上を占める

アルツハイマー型認知症は認知症の60%〜を占め、人格の変化を大きくともなう症状です。

  • 記憶障害|記憶がすっぽりなくなる
  • 見当識障害|身内の顔を忘れたり
  • 学習障害|新しいことをおぼえられない
  • 注意障害|転んだり・体調管理ができない
  • 視空間認知障害|1日のスケジュール感がわからなくなる
  • 問題解決能力の障害|できたことができなくなる
  • 被害妄想や幻覚|とくに幻視がでる
  • 暴言・暴力・徘徊・不潔行為|いわゆるBPSD

生活に支障をきたしてくる症状が出る状態で重度さにより介護福祉士の助けは必須です。

脳血管性認知症|怒りっぽくなる

アルツハイマー型の次に多い認知症の種類で、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの、脳の血管の病気に起因します。一進一退を繰り返すのが特徴なので日によって人が変わったように感じますが自分自身で認知症だと理解できる場合があるので『自分がかわりゆく様にショックを受け』本人にとっては大変辛い症状です。

できるときとできないときがあるので周りの理解が必須!

昨日までは普通だったのに突然怒り出すと言うことがおおいが原因は病気のせいです。周りに理解してもらい怒るポイントを自覚することが大切です。

前頭側頭型認知症(FTD)|万引きなど非社会的行為

前頭側頭型認知症は、頭の前にある前頭葉と横にある側頭葉の委縮によって起り、スーパーに一人で行って万引きを繰り返す行動がおおいです。これには家族がずっと見ていなければならない負担と、スーパーの人に顔を覚えてもらい、もし来店したら連絡してほしいなど地域ぐるみでの助けを必要とします。

基本的には介護福祉士の補助が必要ですが、社会性を通じて必要性・生きがいをみるけることで改善がある事例があります。

アルコール性認知症|アルコールでの余暇には注意

年老いた脳に、飲酒はある量からアルコール認知症リスクあげます。顔が赤ら顔となっていてそれ以上続けたらそのリスク高くなります。会社を退職し以前飲まなかったお酒を毎日飲む様になった場合は認知症の注意が必要です。

レビー小体型認知症|幻覚を見る

新しい変性性認知症のひとつでパーキンソン症候群を示す変性性認知症です。ゆいいつ進行抑制薬のドネペジルが認可されています。物忘れや日時や場所など状況認識ができない認知機能障害です。

2.要支援・要介護の段階

症状の段階に応じて介護のフォローの上限があります。

要支援1|社会的支援を要する状態

社会的支援を必要としている状態で、生活の上で一部補助が必要な方

要支援2|社会的支援を要する状態

社会的支援を要する状態で、生活上の複雑な動作に対して補助が必要な方

要介護1|部分的な介護を要する状態

  • 身の回りの世話、複雑な動作になんらかの支えが必要な方
  • 移動の動作になんらかの支えを必要とする事がある方
  • 問題行動や理解の低下が見られる事がある方

要介護2|軽度の介護を要する状態

軽度の介護を要する状態。

  • 身の回りの世話、複雑な動作、移動の動作になんらかの支えが必要
  • 排泄や食事になんらかの支えを必要とする事がある
  • 問題行動や理解の低下が見られる事がある

要介護3|中等度の介護を要する状態

  • 身の回りの世話、複雑な動作、排泄が自分一人でできない
  • 移動の動作が自分ではできない事がある
  • 問題行動や理解の低下が見られる事がある

要介護4|重度の介護を要する状態

  • 身の回りの世話、複雑な動作、排泄がほとんど一人ではできない
  • 移動の動作が自分一人ではできない
  • 多くの問題行動や全般的な理解の低下が見られる事がある

要介護5|最重度の介護を要する状態

  • 身の回りの世話、複雑な動作、移動の動作、排泄や食事にほとんどできない
  • 多くの問題行動や全般的な理解の低下が見られる事がある

3.高齢ドライバーの引退には『納得』が必要な理由

『認知症なら車の運転は辞めた方がいい』と家族が思っていても本人は断固拒否するケースがおおいです。認知症と診断されても運転免許を納得させることはまた別の話なのです。しかも高齢化になればなるほど『自分は事故に合わない』と自信を持っているデータがあります。

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運転は80%視覚能力で行っているので軽度の認知症でさらに視力が悪いとなれば家族で話し合い検討をしてあげるべきです。『運転の引退』には本人の『納得』が必要だとされています。免許書の返納証明書と引き換えに優遇されるサービスも自治体では行っていますが、申告している人は極めて少ない結果が出ています。

4.まとめ

認知症は早期の予防が大切。認知症のチェックは『歩き方』そして早めの受診が必要です。認知症の人口は今後増えていく日本において『知らない』ではいけない。真っ先に家族の顔を思い浮かべ得た知識は共有して本人に自覚を持ってもらうことが大切です。

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