《認知症の種類》幻覚・万引き・徘徊…知っておくべき全知識

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認知症といっても実は種類があって、症状には特徴があり、予防方法も変わってきます。今回は認知症のすべての種類を解説しながら、危険な症状とおすすめの予防方法を解説していきます。

若い世代は考えもしない『認知症』将来的に増えることは確実ですが、これは高齢化が増えるからではなく、単に認知症が増えるから若いからと言っていても無視することができない病気です。特に働き盛りの40代は認知症診断チェックをすべき年齢なのです。

⑴若年性認知症|65歳未満での発症

 

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若年性認知症は、平均的には51歳ぐらいが多いと言われていて、働き盛りをすぎた男性に少しだけ多いと言われます。認知症と診断できる年齢は65歳以上でそれよりも若い年齢の場合は若年齢認知症とされます。

危険な症状|収入に影響する症状

若年性認知症は一般的に『ものわすれ』と勘違いしすぎです。本当に『ものわすれ』しているおっちょこちょいな性格ならいいのですが、『若年性認知症』だった場合笑い事ではすみません。

  • なんども同じミスをする
  • 通勤のバスや電車の乗る駅・降りる駅がわからなくなる
  • スマホ・財布・印鑑・通帳など重要なものの保管場所を忘れ対人関係を疑う
  • 食べ物を食べても同じ味がして食欲がわかない
  • 気持ちの起伏がない
  • お風呂に入らない
  • 同じことを何度も聞いてくる

具体的な症状をみても、これでは仕事もままなりません。たとえ単純作業をするだけの仕事だと病状は悪化しがち、コミュニケーションを必要とする仕事では大きなミスや責任のポジションへの不安を本人ではなく周りが不安感をつのらせ、信頼を無くします。

ひどい若年性認知症の人で実際離職する人はいます。

仕事をやめても若年性認知症の場合は、介護保険適応外なので収入は一気に激減。生活環境は一変します。

受診時の心構え|早期受診し対策をすれば改善見込みは十分ある

若年性認知症は早期に対策すれば薬に頼らなくとも改善の見込みがあります。

本人は普段の様子で、なんども忘れていること自体を忘れているので自覚がほとんどありませので仕事で重大なミスをしない限り可能性を信じようとはしていません。

  • いつ頃から変化したか
  • 病気や怪我をしたか
  • どんな症状か

の3つのことを具体的にメモに書き留めておくことが大切です。

▼世界的俳優渡辺謙さん主演の若年性アルツハイマーを題材にした『明日の記憶』

あらすじ

広告会社の営業マンとして働く雅行は、時に家庭を返り見ないほど仕事に没頭してきた。大きなプロジェクトと娘の結婚を控え、忙しい日々を送っていたが、50歳を前にしたある日、原因不明の体調不良に襲われる。ミーティングを忘れたり、部下の顔が思い出せず、心配になった雅行は病院を訪れ、医師から「若年性アルツハイマー」の診断を受ける。そんな雅行を、妻の枝実子は献身的に支え、一緒に病と闘うことを決心する…。荻原浩の同名小説に感動した渡辺謙が映画化を熱望し、主演のみならず映画製作全般に関わった力作。

⑵軽度認知障害(MCI)|予備軍段階 65歳以上5%の確率

軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI)は認知症の初期で対策方法を試せば改善の可能性は十分にあります。日常生活に支障はない程度の症状で一部の記憶の欠落、歩くのが遅くなったりがわかりやすい症状です。健常者と認知症の人の中間段階にあるグレーゾーンである病気です。

症状が軽い

軽度認知障害の方は記憶がすっぽりぬけたり、性格が大きく変わったりはせず、生活はいままで通りできます。

  • 青信号が赤に変わるまえに渡れなくなった
  • たまに物忘れがある

気をつけて見るべきは歩くスピードがゆっくりになったこと。高齢でも歩くスピードが変わらない方は少なくありません。

認知症カフェで地域とのつながりを持つ

認知症カフェの設立・運営は約半数が社会福祉法人とNPO法人で、空き家となった民家を改造したり区役所を解放したりと気軽にアクセスできる場所にあり、詳しい場所を知る場合は区役所に尋ねると正式な運営カフェを知ることができます。

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  • 区役所に尋ねる
  • 『地域名-認知症カフェ』で検索
  1. 認知症の方が、病気であることを意識せずに過ごせる場所です。
  2. 認知症の方にとって、やりがいを感じられる役割がカフェがあります。
  3. 認知症の方と家族が社会とつながれる場所です。
  4. 認知症の方と家族にとって、自分の悩みや弱みを知ってもらえる場所です。
  5. 認知症の方とその家族が一緒に参加できて第三者と交流できる場所です。
  6. 強制されることなく本人のペースに合わせて自由に参加ができる開けた場所です。
  7. 人とコミニケーションができる仕組みがある場所です。

この7つの要素が認知症カフェを利用する意味の特徴となっています。認知症カフェでは人が生き生きと過ごし、家では見せない表情を過ごしています。専門職の方もいるので認知症の症状の気づきにも十分な利点を持っています。

⑶アルツハイマー型認知症|認知症の60%以上を占める

アルツハイマー型認知症は認知症の60%〜を占め、人格の変化を大きくともなう症状です。ベータたんぱくやタウたんぱくという異常なたんぱく質が脳にたまって神経細胞が死んでしまい、脳が萎縮して(縮んで)しまいます。記憶を担っている海馬という部分から萎縮が始まり、だんだんと脳全体に広がります。

危険な症状|人格が変わる

新しく経験したことをすっぽり忘れるので食事を何度もねだったり、家族の顔もわからなくなることがあります。興奮や暴力といった行動に出ることがあるので、専門のサポートが必要で家族の負担が大きいです。

  • 自分自身を含めた人々の名前・電話番号・住所を書き留めたノートやメモが生活の便りです。必要なことはすべてメモって家の中にも貼っておく必要があります。
  • 食器棚や引き出しに,その中身を示した言葉や写真のラベルを貼ります。
  • 普段会う人々の写真のセットを用意し,それぞれの人の名前と職業などのリストを作る。

⑷前頭側頭型認知症(FTD)|万引きなど非社会的行為

前頭側頭型認知症は、頭の前にある前頭葉と横にある側頭葉の委縮によって起り、スーパーに一人で行って万引きを繰り返す行動がおおいです。これには家族がずっと見ていなければならない負担と、スーパーの人に顔を覚えてもらい、もし来店したら連絡してほしいなど地域ぐるみでの助けを必要とします。

基本的には介護福祉士の補助が必要ですが、社会性を通じて必要性・生きがいをみるけることで改善がある事例があります。

危険な症状|徘徊と万引き

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前頭側頭型認知症はよくアルツハイマー認知症と間違われて診断することがあります。徘徊し・万引きを繰り返すことが特徴です。よく万引きをしてしまうお店に言って、写真を渡し、『認知症なので来店したら連絡してほしい』とお願いしている家族も多くいますが、担当者の理解や協力が必要になり根本的な解決になりません。

デイケアを利用し毎日の役割を与える

前頭側頭型認知症であっても改善例はおおくあります。家族が負担となり犠牲になるのではなく気の合う介護福祉士さんを頼ってください。デイケアも初めは気が進まないかもしれませんが、ボランティアなどで本人が自分のやりがいや生きがいを見つけられると改善への期待を持つことができます。

まとめ

早い段階で「もしかして認知症かも?」と、本人や周囲が気づき、適切な治療を受ければ進行を遅らせたり、時には症状の改善も望めます。やはり、どんな病気でも早期発見、早期治療は 重要です。世界中で認知症の研究が進められています。認知症の治療はこれから明確になっていくのでアンテナを立てておくことが大切です。

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