尿酸値を下げる薬は一生飲むの?噂の検証と薬の種類

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度重なる暴飲暴食・連日連夜の飲み会を繰り返し立派にボリュームアップした体型の方なら、尿酸値が7mg/dLを越えていることに感覚が鈍っていませんか?

尿酸値が高い状態が何年も続いている場合、最悪薬を飲む事に頼らなくてはなりませんが、尿酸値を下げる薬にはさまざまな副作用・そして飲むタイミングのルールがあります。

医師に処方されると何年も付き合う事になるので、尿酸値を下げる薬について知っておく必要があります。薬の理解を深める事で改善欲がわくこともあります。現在よりも少しでも健康体をカバーしたい方の参考になります。

1.尿酸値を下げる薬|尿酸生成抑制薬

尿酸値を下げる薬は2種類にわけられ、1つは尿酸生成抑制薬(にょうさんせいせいよくせいやく)で、尿酸が体内で作られるのを抑制してくれるお薬です。

アロプリノール

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アロプリノールは血液中の尿酸値が高いことを「高尿酸血症」に効果的な薬です。血中尿酸値が7.0mg/dLを超える場合に有効で、痛風(急性関節炎)・関節にたまった尿酸が結晶となり悪さをするのを防ぐのに使います。

アロプリノールは、主に尿酸降下薬です。尿酸の生合成をおさえ、体内の尿酸を減らします。尿酸産生過剰型の方に適する薬で、肥満・プリン体の高い食事を多く摂る・過度な飲酒を多くしている人が当てはまります。

尿に排出される尿酸が減少するので、尿路結石を合併している人にも処方される事があり、適応症は、痛風関節炎や痛風結節にも期待が持てます。

アロプリノールの働き

尿酸は体内で、核酸からプリン体、ヒポキサンチン、さらにキサンチンを経て生成されます。この過程のうち、ヒポキサンチンから尿酸への代謝に重要な役目をするのがキサンチンオキシダーゼという酵素です。

このお薬は、そのキサンチンオキシダーゼの働きをじゃますることで尿酸をできにくくします。結果として血中や尿中の尿酸値が低下するわけです。このような作用からキサンチンオキシダーゼ阻害薬と呼ばれています。

注意点

  • 服用中の薬を医師に教えてください。飲み合わせに注意する薬がたくさんあります。
  • 腎臓の悪い人や高齢の人では、薬の排泄が遅れがちです。用量を少な目にするなど慎重に用いる必要があります。
  • 肝臓の悪い人は、定期的に肝機能検査を受けるようにします。
  • 飲酒は控えなくてはなりません。アルコールは痛風を悪化させ尿酸値を高めてしまうので、薬の効果にもマイナスです。
  • 予防薬ですので、発作の有る無しにかかわらず、毎日規則正しく服用する必要があります。

副作用

  • 発疹、じん麻疹、かゆみ
  • 食欲不振、胃の不快感、軟便、下痢

フェブリク(フェブキソスタット)

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尿酸は体内で、核酸からプリン体、ヒポキサンチン、さらにキサンチンを経て生成されていきます。この過程のうち、ヒポキサンチンから尿酸への代謝に重要な役目をするのがキサンチンオキシダーゼという酵素です。

フェブリクは、そのキサンチンオキシダーゼの働きをじゃますることで尿酸をできにくくします。結果として血中や尿中の尿酸が減少するわけです。

フェブリクの臨床実験

血中尿酸値9.0mg/dL以上の高尿酸血症の患者さん171人を対象に、プラセボ(似せ薬)と効果を比較する臨床試験がおこなわれています。その結果、服用開始後16週で尿酸値が6.0mg/dL以下に低下した人の割合は、この薬を飲んでいた人達で80%以上に達しました。一方、プラセボを飲んでいた人達は3%たらずでした。プラセボではほとんど効果がなかったのに対し、この薬の高い有効性が証明されたわけです。さらに、同効薬のアロプリノール(ザイロリック)を比較対照とする別の臨床試験においても、アロプリノールをしのぐ強い尿酸低下作用が示されています。——おくすり110番

注意点

  • 重い腎臓病や肝臓病のある人は、慎重に使用する必要があります。
  • 水分を多目にとるようにしましょう。尿量を増やし、尿酸結石を防ぐために大事です。大人で1日の尿量が2L以上になるようにします。
  • 食生活の改善も大切。プリン体を多く含む肉類やビールはほどほどにし、バランスのよい食事を心がけましょう。
  • 痛風発作時は、禁酒を徹底してください。
  • 肥満の人は、ゆっくり減量します。運動もよいのですが、急な激しい運動は発作のもとです。

副作用

飲みはじめに、かえって痛風発作を起こしてしまうことがあります。尿酸の結晶が関節から溶け出すためです。この現象は良くなる過程ですから、ある程度しかたありません。

  • 飲み始めの痛風関節炎、関節痛、手足の痛み、手足の不快感・しびれ感
  • 下痢、吐き気、腹痛、けん怠感

2.尿酸値を下げる薬|尿酸排泄促進薬

尿酸値を下げる薬のもう一つは、尿酸排泄促進薬(にょうさんはいせつそくしんやく)尿酸を体の外に出しやすくしてくれる薬です。

ベネシット錠(プロベネシド)

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ベネシット錠は、腎臓に働いて、尿酸を尿中にたくさん排泄させます。そうすることで、体内の尿酸を減らします。最近は、他の新薬の処方が多くなり、使用される機会は減っています。

注意

  • 血液に病気のある人は使用できません。病状を悪化させるおそれがあります。
  • 症状によって、飲む量や飲み方が異なるので薬剤師に飲み方を確認しましょう。
  • 食生活の改善も大切。プリン体を多く含む肉類やビールはほどほどにし、バランスのよい食事を心がけましょう。
  • 肥満の人は、ゆっくり体重を減量します。運動もよいのですが、急な激しい運動は発作のもとです。

副作用

尿酸がたくさん排泄されるので、尿の通路に尿酸とカルシウム分の結石ができやすくなります。尿をアルカリにする薬と併用し、水分を十分にとることで予防するようにしましょう。

  • 尿路結石..排尿時の痛み、下腹部・腰・背中の痛み、尿の濁り、血尿。
  • 食欲不振、胃の不快感、吐き気
  • 発疹、かゆみ

ユリノ-ム

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ユリノームは腎臓に働いて、尿酸を尿中にたくさん排泄させます。そうすることで、体内の尿酸を減らします。作用が強く効果が確実なので、痛風や高尿酸血症の治療に広く用いられています。

副作用

定期的に肝機能検査を受けてください。とくに飲み始めの6カ月間が重要です。まれとはいえ、この期間に重い肝臓の副作用が起きる危険性が高いからです。ひどい倦怠感や食欲不振、吐き気、発熱、尿が褐色、皮膚や白目が黄色くなるといった症状があらわれたら、すぐ医師に連絡してください。重い肝障害の前ぶれかもしれません。

ベンズブロマロン

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ベンズブロマロンは、尿酸の排泄量を増やす「尿酸排泄薬」です。飲みはじめに、かえって痛風発作を起こしてしまうことがあります。尿酸の結晶が関節から溶け出すためです。この現象は良くなる過程ですから、ある程度しかたありません。関節にたまった尿酸が排泄されると、その後は発作が起こらなくなります。

注意

  • 肝臓の悪い人は使用できません。この薬により、病状が悪化するおそれがあります。
  • 妊娠中は使用できません。

副作用

めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください

  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。

3.注意!尿酸値を下げる薬は風邪薬との併用NG

風邪 一人暮らし

尿酸値の薬は飲み合わせがNGなものが多いので処方される際は医師や薬剤師さんに必ず相談をしてください。サプリメントも同じです。いちばんみじかなのが『風邪薬』。急な発熱や大切な場面での風邪引きって時にも飲むことができません。

尿酸値の薬は副作用があるので3ヶ月〜6ヶ月間量を調節しながら飲まないといけません。

尿酸値を下げる薬を処方されたら、風邪もひかないように免疫をアップさせるところからの生活習慣を心がけることが大切です。

4.尿酸値はゆっくり下げていくことが大切

尿酸値はゆっくり下げていくことが大切です。日に当たる雪解けのようにゆっくり下げるには薬は有効成分の少ない量から飲みはじめます。3ヶ月〜6ヶ月間徐々に薬の量を増やし治療をしていきます。

目指すは6mg/dL以下そしてそれを長期間維持すること

尿酸値を下げる薬を飲むと痛みを体験するのは仕方がありません。

尿酸値を急に下げると、それまで関節に蓄積されてきた尿酸の結晶が一気に溶けだし、痛風発作が起こることがあります。人にもよりますが、6ヶ月様子を見て徐々に痛みがなくなりますが、「風があたるだけでも痛い」と言われる痛みを体験することになります。

5.尿酸値の薬は一生飲まないといけない?噂を検証

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「尿酸値の薬は一生飲まないといけない?」そんな噂を耳にしたので調査した所、実際に薬を飲んでいるyomato77さん(会社員40代)に話を伺えました!

尿酸値を下げる薬を飲んでいる40代 yomato77さんの体験記

尿酸値を下がる薬を飲み続けて1年やっと理想の6mg/dL以下になり、薬を飲むことをやめようと思ったのですが、ちょっとまて。薬を飲んでいるから尿酸値が抑えられているのだから、飲むのをやめたらまたもとにもどるのでは?

という疑問を感じた。さっそく医師に相談をしたところ、『薬だけでは治すことができない』とのこと、やはり思った通り、薬で体質を直した訳ではないので、生活習慣つまり・今後もビールや食べ物・運動に気をつけなければならないってことです。

理想の尿酸値になっても薬は飲み続けること。まだまだ長い付き合いになりそうだ。

尿酸値が理想の数値まで下がっても薬を飲むのをやめてはいけません、専門の医師の指示に従いましょう。『尿酸値を下げる薬は一生飲まなくてならない』はある人にとってはそうだと思います。尿酸値が低い体質改善ができれば、やめれるタイミングではあると思いますが、副作用もあるのでやはり相談が必要でしょう。

痛風の痛みはどの程度かみんなの体験コメントを集めてみました。まだ痛みのない方は、痛みを想像して回避に尽力しましょう。

朝からめちゃ土踏まずのところ痛いから調べたら痛風の初期症状ってでてつらいお酒あんま飲んでないのに Twitter

本気で膝痛くてつらい。 怪我したとかじゃなくて膝痛いから恥ずかしい。なんなんだろこれ、痛風かな。太りすぎ?運動不足?骨がすりすりしてるきがする Twitter

年感じる腰が痛い立ちっぱなしつらい風が痛く感じる。痛風だ Twitter

つま先が異様に痛い痛風のせいかもしれないつらい歩きたくない Twitter

踵が痛い。歩くのもつらい。なんだろ?痛風?年末暴飲暴食しすぎたかな。Twitter

7.まとめ

尿酸降下薬を飲んでいるときも、生活習慣の改善を心がけ、気長に目標の尿酸値を達成するゆとりを持ちましょう。尿酸値が高いからあれもこれもやめるのではなく、食べても大丈夫なものを知っておけばストレスなく食事を楽しむことができます。

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