
青汁は便秘解消に効くとよく聞きます。飲むだけで便秘を解消することができるのであれば、ぜひ試してみたいですよね。
しかし、ネットで青汁の口コミなどを調べていると、「便秘に悩んで青汁を飲みはじめたが、逆に便秘が悪化してしまった。」という声も見かけます。効く人もいれば効かない人もいるのは、なぜなのでしょうか。
このページでは、青汁の便秘解消効果とその理由や、青汁を選ぶときのポイント、青汁が効かなかったときの対処法などについてまとめました。
青汁は便秘解消だけではなく、健康や美容などにも非常に効果的です。これを機に、ぜひ青汁生活をスタートしていきましょう。
1.青汁の便秘解消効果とその理由
青汁の代表的な効果は、便秘の解消です。 便秘の原因として代表的なものが、水分不足と食物繊維不足です。食物繊維の中でも、根菜や葉物野菜に含まれる不溶性食物繊維が特に重要です。青汁は、顆粒や粉末を水に溶かして飲むことで、水分と不溶性食物繊維の両方を一度に接種することができます。
市販の野菜ジュース類は口当たりよく、甘く飲みやすい味にするために、リンゴなどの果糖と水溶性食物繊維が豊富な果物を使用しているため、便秘については青汁ほどの効果は得られません。
青汁は果汁や野菜のしぼり汁を飲みやすく加工した市販の野菜ジュースとは違い、ケールや明日葉などのミネラル豊富な葉物野菜を主な材料としてまるごと粉砕した飲料です。野菜すべてを余すところなく使用するため、不溶性の食物繊維が豊富で、材料に含まれるビタミンやミネラルを損なわずに接種することができます。
便秘はとくに女性に多い悩みと考えられていましが、最近ではストレスや食生活の乱れ、身体を冷やす生活習慣などによって、性別や年代を問わず便秘に苦しむ方が増えています。
便秘とは、スムーズに便が排出できないこと、排泄後も残便感のあることで、生活の質を下げる不快な症状のことを言います。また、不快なだけではなく、硬くなった古い便が肛門付近に残留することで、その後に排泄されるべき便を腸内に溜め込んでしまい、体内で腐敗した便が様々な体調不良を起こすことも知られています。
- 体内に毒素がたまることによる肌荒れ
- 日常的な不快感からくるイライラ
- 胃腸の動きが弱ることによる食欲不振
- 硬い便を無理やり排出することによる切れ痔
- 腸内環境の悪化から起こされる深刻な病気
腸内環境が常に悪化していると、悪玉菌による癌などの深刻な病気のリスクを高めます。また、日常的に不快な症状に悩まされているため、それらの恐ろしい病気の前兆に気付きにくくなってしまいます。
逆に、快調な排泄の習慣がついていれば、自分自身が体調の変化に敏感に気付けるようになります。日ごろの排泄が順調であれば、便秘そのものが不調の兆しと言えるためです。 日ごろから習慣づけて青汁を飲むことで、便秘解消と日常の健康を保ちましょう。
2.便秘解消のために青汁を選ぶときの3つのポイント
ポイント1 果糖が含まれていないものを選ぶ
青汁の味がどうしても苦手な方向けに、果汁を加えて甘くしたものがあります。 結論から言うと、それらの果糖が含まれた青汁は避けましょう。甘い青汁を日常的に飲むことは、ジュースを飲むことに近くなってしまいます。血糖値の急激な上昇と、それによるビタミンB群の不足から、結局便秘を悪化させてしまうことになります。
どうしても青物特有のえぐみが苦手で飲みづらい場合など、甘みのある青汁が欲しいと感じたときは、抹茶などで風味をつけたものを選びましょう。
ポイント2 瀉下作用(しゃげさよう)
ないものを選ぶ 瀉下作用、つまり下剤としての作用をもつ成分が含まれていないものを選びましょう。漢方にも使用されるセンナ・アセロラ・キャンドルブッシュなどが有名です。
下剤によって一気に排泄を促したい気持ちは解りますが、下剤は腸に強制的なぜん動運動をさせ、良いものも悪いものもすべて出し切ってしまいます。すべてを排泄させてしまっては、腸内環境の改善にはなりません。
また、下剤には習慣性があり、徐々に効きづらくなってきます。日常的に飲む青汁に含まれる下剤で、逆に便秘を悪化させることのないように気を付けましょう。
ポイント3 飲料タイプのものを選ぶ
青汁には、 ・粉末タイプ ・顆粒タイプ ・冷凍タイプ ・錠剤タイプ の4種類があります。便秘解消を望むなら、錠剤タイプ以外の3つから選びましょう。 便秘の主な原因は水分不足と食物繊維不足です。食物繊維豊富な青汁を錠剤タイプで飲むと、他のタイプのものと比べてどうしても水分が不足しがちになってしまいます。
詳しくは「国内で売れてる青汁5種類のレビューが本当か実際に全部買って試して徹底比較してみた」でお話ししていますので、合わせて確認してみてください。
3.青汁を飲むおすすめの時間
便秘への効果抜群の青汁ですが、より効果的に栄養を摂取するためにおすすめの飲み方があります。 青汁を飲むおすすめのタイミングは「食前・空腹時」です。空腹時には身体の吸収力が高まっているため、飲んだ青汁の栄養素を目いっぱい取り込んでくれます。また、青汁を飲んだ後に食事をすることで、いわゆる「ドカ食い」を防止する効果もあります。
食事は時間をかけ、よく噛んで腹八分目まで摂ることが理想とされています。空腹のときはどうしても咀嚼もそこそこに食べてしまいがちですが、それによって消化不良を起こし、便秘を悪化させてしまう恐れがあります。まずは一杯の青汁でお腹を落ち着かせ、それからゆっくり食事を楽しみましょう。
また、特におすすめするのが朝、起きてすぐの時間です。就寝中に失われた水分を補うことと、体が栄養を欲しているときに有効成分豊富な青汁を飲むことで、もっとも効率よく青汁の効果を取り入れることができます。
4.実際に試したからおすすめできる青汁5選
実際に試してみたおすすめの青汁も5つご紹介します。
第1位 サントリー 極の青汁(粉末タイプ)
サントリー 極の青汁の他社にはない特徴
1億杯を突破した、『飲みやすい!』の口コミが数多く見られる製品。機能性の特徴としては『体に届く』をコンセプトにした吸収力にこだわりのあるところ。吸収力にこだわって、野菜の力を引き出すサントリー独自のケルセチンプラスが配合されています。
主な原材料 | 大麦若葉・明日葉 |
特徴 | 1億杯突破 |
そのままでも飲みやすいですが、牛乳や豆乳に混ぜ、抹茶ラテのようにして、食後のコーヒー代わりに飲むと最高です。美味しくて継続しやすいので、挫折した経験がある方でもこれなら続けられるはずです。
サントリー 極の青汁の価格ステータス
定期購入 | 初回価格30包 | お徳用90包 | |
価格 | 30包 3,499円(税込) 90包 8,748円(税込) |
3,888円(税込) | 9,720円(税込) |
1日あたり |
30包 116.6円 90包 97.2円 |
129.6円 | 108円 |
第2位 えがおの青汁満菜(粉末タイプ)
えがおの青汁満載の他社にはない特徴
黒酢・ブルーベリーの健康食品でも有名なえがお製品の青汁は、とにかくファンサービスが素晴らしい製品だと評判です。愛飲者の事をとことん考えたサービスを受ける事が特徴の1つでしょう。
主な原材料 | 大麦若葉・長命草・10種類の有機原料 |
特徴 | 経済産業省 実用新案取得 |
えがおの青汁満載の価格ステータス
定期購入 | 通常 | 3か月に1度3箱 | |
価格 | 2,786円(税込) | 3,240円(税込) | 2,656円(税込) |
1日あたり |
89.8円 | 104.5円 | 85.6円 |
第3位 サンスター粉末青汁(粉末タイプ)
粉末青汁満載の他社にはない特徴
サンスター粉末青汁の他社にない特徴は、つなぎを一切使わない製法で無添加の製品であることです。国産野菜100%使用で濃い青汁を感じられる味わいも特徴の1つです。
主な原材料 | 国産野菜5種類 |
特徴 | 添加物なしの無添加 |
粉末青汁満載の価格ステータス
定期購入 | 通常 | |
価格 | 4,374(税込) | 4,860(税込) |
1日あたり | 145.8円 | 162円 |
第4位 ステラの贅沢青汁(錠剤タイプ)
贅沢青汁の他社にはない特徴
6大栄養素が1粒にぎゅっと凝縮されています。17種類のビタミン・7種類のミネラル・18種類のアミノ酸・食物繊維・葉緑素・を一度に摂取できてしまうのが特徴です。
主な原材料 | クロレラ・長命草・ケール |
特徴 | 25万袋突破 |
贅沢青汁の価格ステータス
定期購入 1袋コース | 定期購入 2袋コース | 通常 | |
価格 | 初回のみ980円(税込) *翌月以降3,073円(税込) |
初回のみ1,960円(税込) |
5,122円(税込) |
1日あたり |
102.4円 | 97.3円 | 170.7円 |
第5位 酵素青汁111選(錠剤タイプ)
酵素青汁111選の他社にはない特徴
初回の1袋60粒入りが、送料のみ500円なので実質無料でスタートできるのは、他社にはない価格設定です。(定期には4回縛りがあります)目安に飲むのも1日たった2粒というのが、酵素青汁ならではです。
主な原材料 | モリンガ・酵素・他5素材 |
特徴 | モンドセレクション 2014年金賞受賞 |
酵素青汁111選の価格ステータス
定期購入 | 通常 | |
価格 | 初回のみ0円 *翌月以降3,300円(税込) |
4,200(税込) |
1日あたり | 110円 | 140円 |
5.青汁が効かなかいときの対処法
ネットの口コミを調べてみると、「便秘解消のために青汁を飲んだのに全然効かなかった、むしろ便秘が悪化してしまった」という声を目にすることがあります。
これは、食物繊維の摂りすぎと水分不足が主な原因です。 青汁に豊富に含まれる不溶性食物繊維は、水に溶けず、消化されない繊維質です。食物繊維は消化されずに腸内を通ることで腸のぜん動運動を促します。腸壁に残った残留物を掻き出して排泄を順調にしてくれるのですが、水分不足の状態で食物繊維を摂りすぎると、逆に腸内の水分を取り込み、固まって体内に詰まってしまいます。
錠剤タイプのものを飲む場合などは特に注意が必要です。多量の接種は避け、充分に水分も摂りましょう。
また、青汁で野菜の栄養素がすべて接種できるわけではありません。生のビタミンや酵素などは加工前の生野菜からしか得られないこと、飲料だけでは胃腸の働きが弱ってしまうことから、固形物としても野菜の接種は必要です。
青汁はあくまで日常の野菜不足を補うものであって、「これだけ飲めば大丈夫なもの」ではないということを忘れないようにしましょう。
6.青汁を飲んだほうがよい人
その1 便秘症の人
慢性的な便秘にお悩みの方は、体質や生活習慣で便秘になりやすくなっています。青汁を飲む習慣をつけ、普段より少しだけ生活習慣を改善させることをおすすめします。 充分な水分摂取や定期的な運動などもあわせて行えばより効果が得られますが、まずは食事前、一杯の青汁から始めても効果を実感できるでしょう。
その2 妊娠中の妊婦さん
妊婦さんは便秘症になりやすいことが知られています。それまで排泄に悩んだことのない方でも、妊娠中は女性ホルモンの作用で腸の動きが抑制され、大きくなったお腹が排泄物の通りを悪くします。お腹の赤ちゃんのことを思い、下剤には頼りたくないと考える妊婦さんでも、青汁であれば安心です。 また、青汁に含まれる葉酸は妊娠中や授乳中、赤ちゃんとお母さんに欠かせない栄養素です。便秘だけではなく、母子の健康のためにも青汁をおすすめします。 アロエなど、子宮の収縮作用のある成分が含まれていないものを選びましょう。
その3 ダイエット中の人
ダイエット中の人は食事制限で便秘になりやすくなっています。栄養不足から身体の吸収力が高まり、水分も不足しがちになるためです。 青汁で摂れる栄養素はダイエット中に不足しがちなものも多く、体のバランスを整えるのに役立ってくれます。
その4 便秘症のこども
どうしても野菜が苦手で、便秘がちになってしまうお子さんにも青汁は効果的です。 お茶のように口当たりの良い青汁を飲んだり、日常の料理に粉末のまま加えたりして無理なく野菜の栄養素を摂ることができます。牛乳などで溶かせば、抹茶オレのような優しい味で抵抗なく飲むことができるでしょう。
7.青汁を飲んではいけない人
その1 腎臓に疾患があり、カリウムの摂取を制限されている人
腎臓に疾患のある方や、生活習慣病などで人工透析を受けている方は、青汁の服用を避けましょう。青汁にはカリウムが豊富に含まれていますが、腎臓の動きが弱っている方は、ナトリウムとカリウムの適切なバランスを自力で管理することができません。高カリウム血症で深刻な状況になる可能性もあるので、自己判断での服用はしてはいけません。
その2 循環器に疾患があり、ビタミンKの摂取を制限されている人
具体的には、「ワーファリン」という薬を処方されている人は、青汁を飲んではいけません。ワーファリンは様々な病気で処方される薬で、血液の凝固を防ぐ作用を持っています。 一方、青汁にはビタミンKが多量に含まれており、これは血液を凝固させる作用を持っています。血栓に注意するよう指導されている方は青汁の服用に慎重になってください。
その3 不妊治療中、安静中の妊婦さん
青汁には、子宮収縮を促す材料が使われていることがあります。これは不妊治療中の女性や、妊娠中で胎児が不安定な時期の女性が飲むべきものではありません。 どちらも人には伝えにくいものなので、良かれと思って若い女性に青汁を強制することは絶対に避けましょう。 こういった方が青汁を試したいときは、担当医師と相談し、成分をよく確認したうえで医師の同意のもとに服用しましょう。
8.まとめ
以上、便秘解消に効く青汁の解説と、効果的な飲み方、その注意点をまとめました。 順調な排泄の習慣は生活全体の質を高め、人生を充実したものに変えてくれると言っても過言ではありません。日常的な青汁の接種で毎日を快適に過ごしましょう。